ハラハラ、ドキドキ、ブラボー!!『おいしそうなバレエ』


 

*おいしそうなバレエ*
 ジェイムズ・マーシャル・文
 モーリス・センダック・絵
 さくまゆみこ・訳
 徳間書店 2003年出版
 


この絵本は『かいじゅうたちのいるところ』(☆過去の記事)を描いた
モーリス・センダックの絵です。

訳者さくまゆみこさんのあとがきによると
作者のお二人は一緒にお芝居やオペラを観に行く親友だったそうで、

マーシャルが遺したこの文章に
センダックが絵を描いたとありました。


お腹をすかせたオオカミがおいしそうな匂いに誘われて辿り着いたところは、
なんと大好物のブタちゃんたちが踊る劇場でした。

運よくもぐりこむことができて
舞台を鑑賞することになったオオカミ。

ブタを食べるつもりが不覚にもその舞台に感動してしまいます。

そしてブタの貯金箱に貯めていたお金で
午後の部のチケットも手に入れるのでした(笑)


最後はバレエダンサーの真似をして踊っているオオカミの姿が描かれています。

一匹オオカミのちょっとかわいいオレサマ的生き方、
おもしろかったです!


あまり大きくない絵本の中に
ところ狭しと描き込まれた街の看板や広告、新聞記事。

こちらも見応えありますよ☆

「豚印良品」とか

「トンでるブタ登場!」とか

白ぶたのみずうみ」・・・「白鳥の湖」ですよね。

日本語の看板もセンダックの絵に自然と馴染んでいますので、
そこにもぜひご注目を。

それでは今日はこの辺で。友情の一冊。よい一日を。sono


ボリショイではなくボルシチバレエ団
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風や蝶や花びらみたい『うさぎのくれたバレエシューズ』


 

*うさぎがくれたバレエシューズ*
 安房直子・文 南塚直子・絵
 小峰書店 1989年出版


安房直子さんのファンタジーと
南塚直子さんのやさしい銅版画
心の中が淡いピンク色に染まっていくような物語でした。


バレエ教室に通って5年も経つのに
なかなか上手に踊れない女の子。

ある日、女の子の元にバレエシューズが届きます。

履いたら体が軽くなり、バレエシューズに導かれるままに進んでいくと・・・

そこには大きな桜の木と「うさぎの靴屋さん」が現れました。


見開きの絵には
布を染めるがあったり、作りかけのバレエシューズがあったり、
裁縫道具や桜色の生地もたくさん描かれています。

ミシンや椅子も桜柄なんですよ(^^)


最後はうさぎのバレエ団と伸び伸びと踊る女の子。

やわらかなリズムのある文章を読んでいると

絵本の上でみんなが
   
  風のように 桜の花びらのように
 
くるくる ひらひら 軽やかに動いているように見えてきます。


目をつぶるとこんな世界へ
いつでも行けるといいのにね。

それでは今日はこの辺で。キラキラ繊細な物語。よい一日を。sono


目をつぶったらいくらでも寝ちゃう   
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