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心配でたまらなくてなってドキドキ『なんでも見える鏡』


 

*なんでも見える鏡*
 フィツォフスキ・再話
 内田莉莎子・訳
 スズキコージ・画
 福音館書店 1989年出版
 


厳しい主人の元で働いていたジプシーの若者は
ある時、旅に出ることを決めます。


途中、出会う生き物たちはピンチのさなか。

そこをジプシーに救われた生き物たちは、

お礼にジプシーが困った時には助けに行くと約束してくれます。


ジプシーがたどり着いたのは、
世界中のものを何でも映し出すを持っている王女の国。

その国には

「王女から隠れて見つからなかった者が王女の夫になれる」

というおふれが出されていました。


王女に一目ぼれしたジプシーは、
結婚をかけたかくれんぼに挑みます(^^)

約束を交わしていた生き物たちのおかげで
簡単には見つからない場所に隠れることができるのですが・・・

もうちょっとうまく隠れることができたのでは?と思える絵もあってクスッ。

それでも最後はめでたしめでたし、
胸キュンな昔話です☆


スズキコージさんの絵は、摩訶不思議な世界にぴったり!

特に字のない見開きはダイナミックで見応えがあります。

それでは今日はこの辺で。よい一日を。sono


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テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌

貧しくてうまくいかない暮らしも『ありがたいこってす!』


 

*ありがたいこってす!*
 マーゴット・ツェマック・さく
 わたなべしげお・やく
 童話館 1994出版
 


昔、貧しい不幸な男が母親と奥さんと
六人の子どもたちと一緒に一間しかない小さな家に住んでいました。

表紙にあるとおり
舞台装置のように部屋の中が分かるその絵からは
家の狭さや騒がしさがよく分かります。
 
ある日、この男は自分の暮らしに我慢ならなくなり
先生のところへ相談に行くのですが・・・

先生からのアドバイスは
飼っているひなどりおんどりがちょうを家の中に入れなさいというもの。

男は驚きながらも言うとおりに実行します。

しかし思った通り。

それでなくても狭い家なのに
動物が加わって家の中はますますひどいことに。

男はまた先生に助けを求めに行きます。

次のアドバイスは
飼っているヤギも一緒に暮らしなさいというもの。

その次はも一緒に・・・
男は頭を抱えながらも言うことをきいていきます。

相談からの帰り道の絵は後になるほど
男の気持ちを表すかのように寒い雪景色に。

家は小さいままなのに
家畜が増えて荒らされて、子どもたちは大きくなるばかり。

地獄に落ちたようだ!と叫ぶ男にくだされた最後のアドバイスは・・・


教訓めいたことは何も書かれていませんが、
初めの悩みはなかったかのように消えて
なんて幸せなんだと感じられる結末に。

本当によかった。
こちらまでほっとして「ありがたいこってす」とつぶやきました。

それでは今日はこの辺で。ありがたや。ありがたや。よい一日を。sono


ユダヤの民話です
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響き渡るはランパンパン♪太鼓で行進『ランパンパン』


 

*ランパンパン*
 マギー・ダフ 再話
 ホセ・アルエゴ/アリアンヌ・ドウィ・絵
 山口文生・訳
 評論社 1989年出版
 


これはおもしろいインドの民話ですよ。

目で読むのはもったいない。

思わず

「ランパンパン ランパンパン
       ランパンパンパンパン」

と声に出して読んでしまいました♪

山口文夫さんの訳は
スルスルと心地よく読めます(^^)

桃太郎や猿蟹合戦を思わせるお話。


主人公のクロドリ(黒い鳥)は
王様にさらわれた女房を救出に出かけます。

道中に出会うのは
王様に恨みをもつ猫やアリや木の枝・・・

「ぼくののなかにお入りよ」と言って

仲間になっていきます。

その絵はとても楽しくて
大きな猫も
みるみる小さくなって耳に入っていきます!


クロドリの横に常に描かれる吹き出しの絵も必見ですよ☆

耳の中で待機している仲間たちの姿が描かれているのですが
イチイチかわいいです。

クロドリは
「ランパンパン」と太鼓をたたいて行進♪

冷静な戦いぶりもさることながら
気合いの入った格好にも拍手をしたくなりました。

それでは今日はこの辺で。ランパンパン♪よい一日を。sono


女房、愛されてますねぇ

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定員は何名かしら?ウクライナ民話『てぶくろ』


 

*てぶくろ*
 ウクライナ民話 ラチェフ・え
 うちだりさこ・やく
 福音館書店 1965年出版


猛暑が続いていますね。
今日は涼しくなる、いや寒いかな?雪降る森の中のお話です。


落ちていた片方の手袋に
くいしんぼうねずみが駆けてきてこう言います。
「ここで くらすことに するわ」

かわいい(^^)どうぞどうぞ。

そこへカエルが跳ねてきました。
ぴょんぴょんがえるよ。わたしも いれて」

ふふふ。
こんな感じで、はやあしうさぎが来たり
おしゃれぎつねが来たり・・・

どんどん大きな動物たちが「わたしも いれて」とやって来ます。

手袋の中に本当に入るのかな?

ページをめくると、ちゃんとみんなの顔が手袋の中に。

小窓だって煙突だって造られていきます!いいな。居心地よさそう♪


でも最後は、手袋を落としたおじいさんの犬が来て
みんなは森のあちこちへ逃げて行ったとのこと。

文章の下に描かれている絵は、雪の上に残された手袋のみ

この絵は、始まりの絵と全く同じようですが
1ページ目より少し小さく印刷されています。

さっきまで繰り広げられていた楽しい出来事も
何だか忘れてしまいそうなくらい静かにそこにある手袋。

ステキな終わり方。また最初からいこう。

それでは今日はこの辺で。あら?あったまっちゃいました?よい一日を。sono
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一匹ずつ橋を渡って駆け引き『三びきのやぎのがらがらどん』


 

*三匹のやぎのがらがらどん*
 北欧民話
 ブラウン・え せたていじ・やく
 福音館書店 1965年出版


私の中でこの絵本は、とても怖いと記憶されていて
一度聞いたきり、開くことができずにいました。

でも、最近よくお会いしている気分の
「せたていじ」さんの訳であることが分かりうれしくなって、

また北欧民話というところにも、なんだかおしゃれなイメージがわいてきて

リベンジ!できました(^^)

迫力のある絵と、瀬田さんの容赦ない日本語
小さい頃怖かった理由がちゃんと見えてきました。

そして何より驚いたことは

私が当時想像していた絵より
実際はずっとシンプルだったということです。

あの頃は、深くて薄暗い山奥の、木々の一本一本まで見えていたような・・・
川の流れだって、もっとゴーゴーと音を立てていたような・・・

そういう自然の気配も怖さの一つとして記憶していたんです。


三匹ともやぎの名前は「がらがらどん」。
太るために山へ登っていきます(笑)

途中の谷川の橋の下には恐ろしいトロルが住んでいるのですが
大きながらがらどんがトロルをやっつけて
三匹は無事に山へ登って行くことができましたという物語。


締めは「チョッキン、パチン、ストン。」

最初はハテ?何のことだろうと引っかかってしまいましたが、
「めでたし めでたし」のような決まり文句の一種とのこと。

何度か読んでいるうちに、
なんというか、そこでふっと緊張がとれるような感覚を覚えました。

昔話の魔法をとく呪文といったところでしょうか。

それでは今日はこの辺で。
無事に恐怖を克服できました。チョッキン、パチン、ストン!よい一日を。sono
テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌
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