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みんなびっくりひっくりかえったのよ『おこちゃん』


 

*おこちゃん*
 山本容子・作
 小学館 1996年出版
 


おこちゃん おこちゃん
お口が 大きいのね。
そうよ。
かあさんも
おおきいのよ。

ぞうさん ぞうさんのような

おこちゃん おこちゃん♪が
最初から最後までずーっと続きます(^^)

子犬を拾ってきたり、

お風呂でうんちをしてしまったり、

台所の砂糖がある場所をアリに教えてあげたり、

キリンを緑色に描いたり。

どの行動にも
おこちゃんなりの理由がちゃんとあって、

聞いた家族はびっくりひっくり返ってしまいます。


作者の山本容子さんは小さい頃、
自分のことを「おこちゃん」と言っていたそうです。

自身の幼少期を描いた一冊だったんですね。


賑やかな銅版画と踊るような手書き文字は
おこちゃんの好奇心そのもの。

わりとお利口さんに育ってきた私にも・・・
ちょっと思い当たるいたずらや疑問、憧れが詰まっていました(^^)

天真爛漫!

女の子のあふれんばかりのエネルギーがはじけていて
うれしくなってくる絵本です♪

それでは今日はこの辺で。よい一日を。sono


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テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌

ほうーほう ほ・ほ・ほ・ほーーーう『月夜のみみずく』


 

*月夜のみみずく*
 ジェイン・ヨーレン・詩
 ジョン・ショーエンヘール・絵
 工藤直子・訳
 偕成社 1989年出版
 


父さんと私。

二人きりで森へ。

女の子が待ちに待っていたです。

これは、二人がみみずくに会いに行った夜このことがになっている絵本です。

女の子の
ドキドキ、ワクワク、

みみずくに早く会いたいとはやる気持ちが手に取るように
伝わってくる詩です。


一方、絵はとても冷静で緊張感があります。

月明りに照らされた雪は眩しくて、
木々の影は黒く長く伸びています。

森の静けさや空気の冷たさ、

獣の気配も感じられます。


アングルは生き物の目線のよう。

木々の上から隙間から、
雪の中から二人を見ています。


絵を眺めていると・・・

いつの間にか私は森の住人になり、
小さな音ものがさない研ぎ澄まされた感覚になっていくようでした。


かわいい女の子が
全身で大自然を感じながらちょっと大人になった日。

なんだか私まで神秘的な夜を一緒に歩き
この日を共有できた気分です。


訳者の工藤直子さんはコメントに
「訳しおわってもまだ森のなかにいるようなきもちです。」と言っています(^^)

それでは今日はこの辺で。よい一日を。sono


テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌

ポンと背中を押してもらえるよ『天使のかいかた』


 

*天使のかいかた*
 なかがわちひろ・作
 理論社 2012年出版
 


ようちゃんは犬を、
かなちゃんは猫を、
たかしくんは鳩を・・・

みんな何か飼っているのに

主人公のさちは
マンションに住んでいることや
部屋が汚れることを理由に

何も飼わせてもらえません。


ある日、小さな天使を見つけて飼うことにしたさち。

でも天使の飼い方って・・・?

お部屋もお洋服も手作りしましょ。

ご飯は・・・?

天使にとってのご飯は「おはなし」でした(^^)

お話と言っても物語や誰かのことではなく

学校であったこと、楽しかったこと、
さちの体験を話すと天使はとってもニコニコ元気になります☆


素直になれなかったり、
嘘をついたり、学校で起こるいろんな出来事。

さちの中に膨らむ
うまく伝えられない心の葛藤は天使ちゃんにどんな影響を与えていくのでしょうか・・・。


イラストはかわいくてさわやか。

心の声によって変化する文字の大きさ
物語に絶妙なリズムを生んでいます(^^)

特に小学生の女の子の心にはストライクでしょうか☆

パーッと気持ちが晴れる一冊です!

それでは今日はこの辺で。ニッコリ。よい一日を。sono


拾われたがっている天使はまだ沢山いるそうです
テーマ: 児童文学 | ジャンル: 本・雑誌

原画展:こみねゆらさんの「小さな世界へようこそ」


こみねゆらさんの絵本原画展に行ってきました。

原画展で見ることができた絵本はこちらの四冊
『しいちゃんふうちゃんほしのよる』、『オルゴールのくるくるちゃん』、
『なぞなぞでおやしきたんけん』、『しあわせなおうじ』。


絵本でしっかりこみねゆらさんの世界の繊細さを確認していたはずなのに
やはり原画を目の前にしたらびっくりしてしまいました。

 
*しいちゃんふうちゃんほしのよる*

「うわ~細かい。小さい。かわいいね~。」

私だけでなく
館内のあちこちからこんなが聞こえてきましたよ(^^)

 
*オルゴールのくるくるちゃん*

『オルゴールのくるくるちゃん』の原画の中には
絵本で使われなかった絵も飾られていました。

それは最後のシーン。

一人ぼっちだったくるくるちゃんが最初の持ち主と再会し
共に描かれている一枚です。

素敵なお部屋の中で
おばあさんは大事にくるくるちゃんを持って眺めていました。

絵本を読んで十分に想像できていたシーンでしたが、
絵を見たら物語が現実になったようなうれしさが♪

貴重な一枚を見ることができました。

 
*なぞなぞおやしきたんけん*

その他にもこみねゆらさんが大切にされているアンティーク人形や
手作りのお人形たちが並ぶ展示もありました。

絵とはまた少し違う趣の
キリリとした透明感のあるお人形たちは
小さいもので2,3センチほど。

ずっと眺めていたら・・・

お人形というよりも絵本の世界で自由に動き回ることができる
こみねゆらさんの分身たちのような気がしてきました。

 
*しあわせなおうじ*

こみねゆらさんがフランス留学中に発表した
デビュー作『Leas deux Soeurs』もお人形たちの中に発見!

古い書物のような独特な雰囲気のある表紙を見て、
いつかあの絵本も手に取ってみたいなと思いました☆彡

それでは今日はこの辺で。目を凝らして。よい一日を。sono


漫画家萩尾望都さんとのコラボ絵本もあります。イメージピッタリ
テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌

ゆっくり道草しましょうね『よじはんよじはん』


 

*よじはんよじはん*
 ユン・ソクチュン・ぶん
 イ・ヨンギョン・え
 かみやにじ・やく
 福音館書店 2007年出版
 


韓国のかわいい絵本です。

女の子の頭の大きさと
コロンとした姿がたまりません。


まだふつうの家庭には時計がなかった時代の物語。

女の子はお母さんに頼まれて
隣のお店に時間を聞きに行きます。


「おじさん おじさん いまなんじ」

「よじはんだ」

「よじはん、よじはん」


教えてもらった時間を
しっかり反復して家に戻るのですが・・・

途中には魅力的なものがいっぱいあります。

にわとりが水を飲んでいます。

ありが何かを運んでいます。

とんぼもお花も気になります・・・


家にたどり着いたのは
とっぷりと日が暮れた頃。

お母さんに伝えた時間はもちろん

「よじはん、よじはん」


柔らかくぬくもりのある線に淡い色合い、
アングルもかっこよく、
ゆったりとした時間や空気を描いているかのような余白も見どころです。

女の子が自分を満たしていくテンポはとても愛おしく

眺めているだけで時の流れが変わってきますよ。

それでは今日はこの辺で。よじはんよじはん。よい一日を。sono


民族衣装もかわいいです
テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌
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