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表紙をよく見て…お金にダイブ?!『からからからが・・・』


 

*からからからが・・・*
 高田桂子・作 木曽秀夫・絵
 文研出版 1977年出版
 


昔話風の物語(^^)

じいさまの村には、長い長い「すがたかえ」という抜け穴がありました。

この穴、ただの穴ではありません。

例えば、
悪いキツネに追われて逃げていたウサギが
その穴を通り抜けると・・・

大きな化け猫になり、

小さなネズミになったキツネを食べてしまったということも。


「すがたかえ」とは、
入った者を変身させてしまう不思議な穴なんです。


このお話に登場するばあさまは、まぁケチで意地悪

じいさまはばあさまの悪行に腹を立てて、
すがたかえへと誘い込みます。

さあ、ばあさまは何になって出てきたでしょうか?


昔話の語り口、私は大好きです。滑稽!


ばあさまの曲がった性格が
10の数え歌としてカルタで紹介されていたり、

すがたかえの中がアミダ迷路で表現されていたり。

作家さんや編集者さんたちのこだわりも、いたるところに感じられました☆

それでは今日はこの辺で。それから、どこから、空、殻、カラ?よい一日を。sono


ここまで欲深いとかわいいのだ
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日本の冬の情景がぎゅっと詰まっている『かさじぞう』


 

*かさじぞう*
 瀬田貞二・再話 赤羽末吉・画
 福音館書店 1966年出版


かさじぞうのお話。みなさん覚えていますか?

私にとってのかさじぞうは
「つけな かみ かみ おゆを のんで」
このフレーズです(^^)

小学校の教科書で習ったこの昔話の日本語が、なぜか呪文のように
かさじぞうとイコールで結ばれています。

大晦日、おじいさんは笠を売りに街に出かけるのですが
一つも売れず、その晩も質素な食事だったというシーン。

瀬田貞二さんの表現はというと

「ふたりして、すっぽめしを さくさく たべて ねてしまったと。」

これまた素敵。
おじいさんとおばあさんの慎ましくも穏やかな暮らしが見えてきます。


瀬田さんの日本語、ぜひ声に出してゆっくりじっくり味わって頂きたいです
私は鼻の頭がじーんときてしまいました。

読み終わったらきっといい人になっています(^^)


おじいさんとおばあさんの質素な暮らしぶり。

自分の笠までお地蔵さんにかぶせてあげるおじいさんのやさしさ。

お地蔵さんたちが二人のところへたくさんの贈り物を届けてくれる喜び。


この昔話をより趣深いものにしているのが赤羽末吉さんの絵です。
赤羽さん51歳のデビュー作。

絵は独学だそうですが、なんとも味わい深い水墨画なんですよ。

全ページ、渋い藍色の和紙が下地となっていて
扇型の画面が広がります。

その中に物語の絵が描かれているのですが・・・

水墨画の淡いにじみに
雪のやわらかさや
冷たい水気を感じられて、じんわり心に染みました

しんしんと雪の降る大晦日の心温まる物語。

季節は夏に向かっていますが、絵本を開いて日本の冬の情景に心休めてみてはいかがでしょうか。

それでは今日はこの辺で。一日一善!よい一日を。sono
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掘るよ掘るよどこまでも『サムとデイブ、あなをほる』


 

*サムとデイブ、あなをほる*
 マック・バーネット文 ジョン・クラッセン絵
 なかがわちひろ訳 
 あすなろ書房 2015年出版


この表紙、大人っぽい色合いですよね。
イラストや文字の位置、贅沢な余白も見逃せないおしゃれな作品です。

おじいちゃんの家の庭で穴を掘ることにしたサムとデイブ。
犬ちゃんも一緒についてきます。

「すっごいものをみつけるまで」掘ることにした二人は
下へ下へ。
下がだめなら横へ横へ。

なかなか「すっごいもの」は出てきません。

犬ちゃんの視線がポイントですよ(^^)

二人は疲れて穴の中で眠ってしまうのですが、
付いてきていた犬ちゃんが足元をココホレワンワン(笑)
掘りすぎちゃった?

あら?
あららら・・・
みんな落ちてく落ちてく・・・

方向感覚が変になります。今どこ?どっち?

おじいちゃんのお庭の地面にどすんと落ちて、はい、おしまいです。

えええ?不思議。どうしよう。

文章で教えてくれないけれど、なーんか隠されているような感覚に陥って・・・
また絵本を開いてみました。

よーく見ると、はは~ん見つけたぞ!

元いたおじいちゃんのお庭と最後に辿り着いたお庭の様子、少しずつ違うじゃありませんか!
でもいったいここはどこなの?

この絵本を教えてくださった司書さんはボソッと
「パラレルワールドだね。」と言って去って行きました。

おぉぉぉ、なるほど。
日常の中に並行してありそうな世界。ですね。深い!!


小さい頃は私もよく砂場で遊んでいました。
掘りたい、掘ったら何がでてくるんだろう、どのくらい掘れるのかな・・・

穴掘り物語は当時の楽しい砂場遊びを思い出し、大人の感覚は迷宮へ(^^)

それでは今日はこの辺で。ちゃんとここに帰ってこれますようにー。よい一日を。sono
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