うしろ。うしろ。ずるいよ。『そんなことって、ある?』


 

*そんなことって、ある?*
 奥田継夫・文
 西村繁男・絵
 サンリード 1981年出版
 


「そんなことって、ある?」

この問いに
うぅー、うん。そだね~。アハハ。
あるかもね。

なんてニヤニヤしてしまった一冊です(^^)


おじいさんとおばあさん、
お父さんとお母さん、
ぼくと妹と一匹の家族のお話。

「みんなで はしろう」というおじいさんの一声で
ジョギングをすることになった一家。

コースはお宮さんに行って帰ってくる往復二キロ。

みんな一斉にスタートするのですが・・・


途中でおじいさんはお友達と立ち話。

お父さんはお腹をこわし、

お母さんは大バーゲンセールに寄り道。

妹は蝶々を追いかけ、

犬のタロウもかわいい犬とじゃれ合う始末。


ぼくはタロウを見て一言。
「タロウ おまえもか!」

夫はタロウをブルータスと言って読んでいましたが、
それは作者が意図的に大人の笑いを誘った決め台詞であることがあとがきで分かり苦笑い。


さて、このジョギングの一番乗りは誰になるでしょうか?

そんなことって、ある???


西村繁男氏の絵も隅々までお見逃しなく☆

それでは今日はこの辺で。よい一日を。sono


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としおくんちを大公開!!『ぎゅうぎゅうかぞく』


 

*ぎゅうぎゅうかぞく*
 ねじめ正一・作
 つちだのぶこ・絵
 すずき出版 2002年出版
 


ねじめ正一氏の小説を
「これはおもしろかった」と祖父に勧められたことがあるのですが・・・

その時読まなかったことを時々思い出し後悔しています。

タイトルさえも思い出せないのですが

帰省した際には探そうと今日決心。

祖父は本の見返しに一言感想を書くことを習慣としていたので、
私が本棚から本を引き出す楽しみは
そこにあったりもしました。

もし、祖父がこの絵本を読んでいたら
なんと感想を書いたでしょう。

祖父もまた大家族、ぎゅうぎゅう家族でしたので
きっと意外なコメントが記されたのではないかと思います(^^)


としおくんちの まえで

としおくん あそぼうって いったら・・・


としおくんちは八百屋さん。
そこで働く人たちが次々と登場しますよ。

お母さん、お父さん、おじさん、お兄ちゃん・・・

面々がとしおくんにとってのなのかが
1ページ1ページに書かれてあって、

は賑やかで明るくて楽しくて、
粋だな、人情だな、家族っていいなと感じているうちに

最後はこれが「としおくんです。」と締めくくられます。


絵本に文章は一文のみ。

一気に読むとぎゅうぎゅう感が倍増し、
なんだか家族の絆まで感じてきます(^^)

きっと亡き祖父も笑顔で眺めたことでしょう。

それでは今日はこの辺で。元気100倍!よい一日を。sono


私も7人プラス1匹家族でした
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しーらないの♪しらないの?『きょうはなんのひ?』


 

*きょうはなんのひ?*
 瀬田貞二・作 林 明子・絵
 福音館書店 1979年出版
 


ブログを始めてから、瀬田貞二さんと言えば
『三びきのやぎのがらがらどん』『三びきのこぶた』『かさじぞう』など、

昔話のお方と認識していましたが・・・

大好きなこのお話も瀬田さんの作品だったとは。
知らないって恥ずかしい。
でも、うれしい☆

そして、林明子さんの絵!
ふかふかのタオルにくるまれているよう
やさしくて、ほっとするかわいい絵に、心はすっかりリラックス。

あっという間に絵本の世界へ入っていけました。


まみこは学校に行く前に、お母さんに一言アドバイスをします。
「階段三段目。」

そこにあったのは
「ケーキの はこを ごらんなさい。①」のお手紙。

ケーキの箱を見ると・・・
「つぎは げんかん かさたてのなか。②」というお手紙。

こうやって、お母さんはまみこが家中に隠した手紙のとおりに
宝探しをしていきます。


文章の中にある、「~しますと」とか、「~してくださいな」とか
「きりきりまいをさせられたわ」とか(^^)

当時は絵ばかり見ていて気付かなかった瀬田貞二さんの言葉
今回改めて丁寧に読めたことも幸せでした。


さて、今日は何の日でしょう?
私の母の誕生日です!!おめでとうございま~す

それでは今日はこの辺で。
あ、絵本の中の記念日は誕生日ではありません(^^)スミマセン!よい一日を。sono


考えるのもいいけれど、こんな宝探しってしてみたい
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ありのままのとうさんが眩しい☆『ねえ とうさん』


 

*ねえ とうさん*
 佐野洋子・作
 小学館 2001年出版


とても温かいお話と絵。

森の中に住むくまさん一家の暮らし
ほのぼのとすぐ近くに感じられました。


こぶしの花が咲いたら
たくさんのおみやげを持ってとうさんくまが帰ってきました。

かあさんくまも大喜び。

そして、くまの子の「ねえ とうさん」が始まります♪

お散歩に出かけたり
手をつないだり
肩車をしてもらったり

一緒に遊んでくれる
強くて大きなとうさんくまが誇らしくてたまらないくまの子。

その気持ちが会話や表情からたくさん伝わってきます。


最初と最後に描かれる
ホットケーキを食べるシーンがまたいいんですよ。

読み終わると、最初にくまの子が欲しがっていたホットケーキの数にキュンときます。

とうさんくまの真似をして、
恋しく思う気持ちが込められた「六枚」だったことに気づくからです。

最後は、ちゃんと自分は三枚、
とうさんになったら六枚にするの、なんて言うんですよ(笑)

そしてさらに、くまの子の頼もしい一言も!オタノシミニ。


佐野洋子さんの絵のタッチは大らかで
お手本にして絵を描きたくなってきます(^^)

それでは今日はこの辺で。
最後のページ、一瞬私のためにホットケーキが用意されているように見えちゃった。
よい一日を。sono
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パッチン☆おでこのおまじない『でこちゃん』


 

*でこちゃん*
 つちだのぶこ 作・絵
 PHP研究所 2000年出版


チョキ チョキ 
チョキ チョキ チョキ チョキ

日曜日、てこちゃんはお母さんに髪の毛を切ってもらいます。

そして・・・
てこちゃんは「でこちゃん」に変身します。

おでこがツルン☆
表紙のおでこになっちゃいました(笑)


家族に笑われるし、恥ずかしいし
てこちゃんは幼稚園に行きたくなくなってきます。

でも翌朝、お姉ちゃんが・・・
「チチンプイプイの・・・プイッ!」

おまじないは大成功!
てこちゃんはとってもかわいくなって、ちゃんと幼稚園へ行けました!


三きょうだいのお部屋の感じとか
三世代一家の賑やかな食卓とか
もちろん、お母さんに髪を切ってもらうところも

とっても懐かしくて、最初から最後までニヤニヤしっぱなしの一冊でした(^^)


そしてこの絵本には
文章とは別に、絵の中にちょこちょこと心の声が手書きされていたり

看板や貼り紙があったり、隅から隅まで見たくなるような文字
あちこちに散りばめられています。


小さい頃に気が付かなくても
字が読めるようになったらきっと、
その文字を自分で発見していく楽しみも生まれるだろうなと思いました。

色彩も明るくて元気いっぱいな絵本です。

それでは今日はこの辺で。私もおまじないしていこう♪よい一日を。sono
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