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タチバナの一族vsクリの一族『木の実のけんか』


 

*木の実のけんか*
 岩城範枝・文
 片山健・絵
 福音館書店 2008年出版
 


このところ青い極早生ミカン
毎日のように食べています。

甘酸っぱくて、冬のみかんとはまた違ったおいしさ。

太陽をいっぱい浴びて育った果実のおいしさは
体がとっても喜びますね。

この絵本は狂言の「菓争」(このみあらそい)が元に生まれた絵本です。

舞台では木の実の精たちが
作り物の冠をつけて登場するそうですよ。

ぜひ見たい演目になりました!


季節は陽気な

が満開の時期のお話ですが、

そこは木の実の精ですから
四季折々のたくさんの木になるたちが登場します!

読んでいても表紙に描かれているタチバナの一族の
お酒やご馳走にはいい気分になってきます♪

しかし、その様子をおもしろくないと
のぞいているのが栗の実

タチバナの一族が断りもなく自分の山で花見をしていることに腹を立てています。

木から半分顔を出してのぞいている様子は真剣そのもの。
真似したくなるようなおかしさです。

そこからどうケンカになっていくかは見てのお楽しみ(^^)


片山健氏の絵のアングルや場面の切り取り方にはハッとさせられますよ。

一部始終は満開の桜の隙間から見下ろすように描かれていて
花畑の中にいるよう。

最後はその全てを包み込む見事な春の山々と桜の大木の見開きで終わります。

お話のテンポといい
さわやかな空気感といい、また楽しい絵本に出会えました!

それでは今日はこの辺で。フレッシュ。よい一日を。sono


狂言のキンカンの役は子役が演じるそうです

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落ち葉がやさしく♪しゃくしゃくしゃく『どんぐりどらや』


 

*どんぐりどらや*
 どうめきともこ・さく
 かべやふよう・え
 佼成出版社 2005年出版
 


♪どんぐり どらやの どらやきづくり

おいしい どらやき つくりましょう

どんぐり どんどん どらやきつくって

どんどん みんなに たべさせよう


私の好きな感じ♪

嫌でもをつけて読んでしまいます(笑)

黄色にオレンジ、赤、茶色。

秋のカラーが眩しくて
お話に合わせて聞こえてくるこのリズミカルなフレーズには笑ってしまいました。

お地蔵さまの頭をなでると良いことがあると
おばあちゃんから教わっていたアキオは、

散歩の途中に出会ったおじぞうさまの頭をくりくり

すると、森の奥からこの歌が聞こえてくるんですよ(^^)


いろんな形のどんぐりたちが
エッサホイサとどら焼きづくりを頑張っています。

生地作りにあんこ作り、そして合わせる!!

隠れて見ていたアキオのお腹がぐぅーっとなって
どんぐりたちに見つかるのですが・・・

その後の優しい展開や
どんぐりとアキオの妙にしっかりとした敬語のやりとりにもクスッ。


百目鬼智子さんが表現する落ち葉を踏むも絶妙で
が待ち遠しくなりました。

それでは今日はこの辺で。実りの秋。食欲の秋。よい一日を。sono


まだ早い?

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喜びでいっぱい『マーガレットとクリスマスのおくりもの』


 

*マーガレットとクリスマスのおくりもの*
 植田 真・作
 あかね書房 2007年出版
 


黒い表紙、
表紙を開いても黒。

でも・・・
次に現れる白がまぶしいくらいキラキラと目に入ってきます。

私はまずここで物語の世界にぐっと引き寄せられました。

そしてさらにぐぐぐっと気持ちが入っていくきっかけになったのが
登場人物の話し方でした(^^)


クリスマスイブの朝、マーガレットはノックの音で目を覚まします。
誰もいなかったので扉を閉めようとしたら地面に・・・

小さなくるみ割り人形が立っているではありませんか。

「マーガレットじょう!むかえにきたでごす!」

ここです。ここ。
ごす!にやられてしまいました。あっという間に物語の中へ♪

繊細で透明感のある絵本の中から
こんな古風な言葉が聞こえてくるとは(笑)

「そうでごす!」

「まことか!」

「まいろう」・・・

くるみわり人形のルディが、どんどんマーガレットを
そして私をこの世界に導いてくれました。


サンタクロースに憧れていて、その願いが叶ったマーガレット。

木の実やお花が入った袋を持ち、トナカイならぬ白い鳥たちと共に
森へ、湖のほとりへ飛んでいきます。

白い画面にうっすらと色付けされているグレーやベージュが
冬の冷たい空気や風を伝えてくれて、

こちらまでクリスマスイブの空を飛んでいるような気分になりました☆

さて、そろそろあなたの家の前にもルディⅡ世が現れる時間がやってきます。

今日はお早目にお休みください。素敵なクリスマスを。sono


ルディはずっとマーガレットと一緒でごあす
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葉っぱや木の実の装丁が美しい『しずかなおはなし』


 

*しずかなおはなし*
 マルシャーク・ぶん レーベデフ・え
 うちだりさこ・やく
 福音館書店 1963年出版


このお話、おやすみ前に読んでもらいたい一冊だなと思いました。


「ちいさな こえで よむ おはなし。

そっと そっと そっと・・・・・・。」


全体的に灰色がかった静かな絵ロシアの深い森の空気を感じます。

父さんと母さんとぼうや。はりねずみ一家の物語です。


真夜中のお散歩の途中
二匹のおおかみに見つかってしまった一家は、

必死に頭を隠して、丸くなって危機を乗り切ります。


おおかみの出現にハラハラしますが

このおおかみ、大人な絵からは想像できない
チャーミングな性格なんですよ。

おおかみが、はりねずみの周りをうろうろしていると
遠くで鉄砲の音が鳴り響きます。


その時、オスのおおかみが言った言葉は・・・

「これは いけない。
おれも はりねずみの まねをして
まりのように まるくなろうか。
はなや しっぽを かくそうか!」

メスのおおかみは
「とんでもないはなしです!」とバッサリ。ふふふ。


笑ってはいけません。

これは ちいさな こえで よむ おはなしです。
静に静かに 読んでくださいね。

それでは今日はこの辺で。
オスの小さなスミマセンが聞こえてくるようでした。よい一日を。sono
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