スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ぼくはここから見ているからね『ハナミズキのみち』


 

*ハナミズキのみち*
 淺沼ミキ子・文
 黒井健・絵
 金の星社 2013年出版
 


外に出ると
わきたつ春の匂い。

ちょっと前まで新芽がキラキラしていたのに、
木々はもう青年のような姿に見えます。

ご近所のハナミズキも散って緑になりました。

今年はこの絵本を知っていたからか
いたるところでハナミズキが私に話しかけてきたように思います。


大すきな町。
大すきなけしき。

大すきな家族。
大すきな友だち。

津波は一瞬にしてたくさんの大好きを奪っていきました。


楽しかった思い出も
反対に声を失った街の様子も

黒井氏は全てを本当にやさしくやさしく描いています。


作者は津波で息子さんを亡くされたお母さんです。

「ぼくが大すきだったハナミズキの木を、たくさんたくさんうえてね。」

天から聞こえてきた息子さんの声。

そこには、みんなが安全な所へ逃げる目印になるように、
みんながもう二度と津波で悲しむことがないように、

命を守るハナミズキの道を作って欲しいという願いが込められていました。


「ぼく」の言葉が綴られ始めると
描かれている景色の上には白やピンクのハナミズキがふんわりと重なっていきます。

「ぼく」はいつも見守っているよという空気が漂い、

文章を書きあげたお母さんの勇気をも包んで癒しているかのよう。

読めば読むほど胸がぎゅーっとなるのですが、
言葉に静かに寄り添う絵にこちらの心も癒されていった一冊です。

それでは今日はこの辺で。よい一日を。sono


スポンサーサイト
テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌
Tag: 災害

キモチが落ち着く防災マニュアル『地震イツモノート』


 

*地震イツモノート*
 地震イツモプロジェクト・編
 ポプラ文庫 2010年出版
 


地震の被害状況をテレビで見るたびに
胸がザワザワして落ち着きません。

私の防災グッズはこの本を参考に作っています。

何かしないと・・・

いつかしないと・・・

と思っていてもなかなかできなかった大切なこと。

この本を読んだ時のスッキリ感と安堵感は忘れられません。

これならすぐできる!
今しないと!と思えました。


 

*親子のための地震イツモノート*
 地震イツモプロジェクト・編
 ポプラ社 2011年出版
 


今回の熊本地震を機に
家族みんなの防災グッズや実家の備えも見直しました。

地震の規模や状況によって
必要な物は変わってくると思うのですが、

とりあえず、家の中にあるお役立ちグッズを一カ所にまとめておくことは
大事ですよね。

ぜひみなさんも
一度“地震イツモプロジェクト”の本を眺めて家族と話し合ってみてくださいね。

シンプルなイラストが
目からすっと頭に入ってきてキモチが軽くなります。

◎地震ITSUMO:ホームページはこちらから☆

それでは今日はこの辺で。sono


にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
テーマ: | ジャンル: 本・雑誌
Tag: 災害

こころのまっすぐなええ男『あほろくの川だいこ』


 

*あほろくの川だいこ*
 岸 武雄・文 梶山俊夫・絵
 ポプラ社 1974年出版
 


梶山俊夫さんの絵は、

『こんこんさまにさしあげそうろう』で知り

『におい山脈』で強烈にインプットされました!


なんともいえない存在感のあるゆるい曲線には、
昔々の雰囲気が漂います。

そしてちょっぴり、皮肉も隠れていそう。


表と裏の見返しには、何十体ものお地蔵さまが描かれています。

お話には登場しない
この梶山さんが描いたお地蔵さまにこそ

『あほろくの川だいこ』に込められた祈りのようなものが表れている気がしました。


の翌日、
村に川から若者が流れてきました。

嵐の激しさ故か
若者の目は見えなくなっており、自分の名前も覚えていません。

村人たちは笑って若者に「あほろく」という名前を付けました。

一時は村のおばあさんの話し相手となり幸せな生活を送るのですが、

おばあさんが亡くなったあとに
あほろくに与えられて仕事は、

川の増水を太鼓で知らせる仕事でした。

大きな嵐に襲われた後のお話は
絵本を開いて読んでみてくださいね。


人の心の中にある真っすぐなものや黒くて暗い部分、そして歴史も
太鼓の音と一緒に響いてくるような絵本でした。

それでは今日はこの辺で。美濃の民話です。よい一日を。sono


ドドーン、ドドーン
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

熊本の大地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
宮崎でも余震が続いています。これ以上、被害が大きくなりませんように。
テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌

みんなを励ます風船屋さんになるのが夢『ゆずちゃん』


 

*ゆずちゃん*
 肥田美代子・作
 石倉欣二・絵
 ポプラ社 1995年出版
 

3.11

メディアを通して改めてみる東北の姿。

ここ数日、その様子を眺めては
胸が苦しくなったり、涙がでたり。

命のこと、地域のこと、友情について・・・
色々考えて、感じて。

今やっと、

やっとぐるっと巡って
自分にできることという視点が具体的に動き始めた気がします。


この絵本は、1995年1月17日の阪神大震災で実際に亡くなった
ゆずちゃんのことを

同級生のたいちくんが語っていく一冊です。

ゆずちゃんの夢はふうせんやさん

傷ついた動物や子どもたちを元気にする
ふうせんやさんでした。

うまく言葉にできませんが・・・

一瞬にして何もかもを奪っていく災害の恐ろしさを
この絵本によって子どもの心で感じることができたと思います。


先日、図書館で二人の女の子に話しかけられました



「これ、学校で読んでもらってまた読みたいと思った絵本!」

津波でお子さんを亡くされたお母さんたちがひまわりを植えていくという
こちらも実話を元にした絵本のようです。

恥ずかしながら私はまだこの絵本を読んだことがなかったので、
女の子たちが読んだら借りよう!と予約をしてきました(^^)


きっと小さな子ども達にとっては記憶にない震災のこと。

現実を自分たちなりに考えて深めようとしているその姿に
眩しいくらいの希望の光を見ました。

私もその一員になっていかなきゃ。

それでは今日はこの辺で。よい一日を。sono



にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌
Tag: 災害
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。