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少しずつ心がかよっていく姫『かえるの竹取ものがたり』


 

*かえるの竹取ものがたり*
 俵 万智・文 斎藤隆夫・絵
 福音館書店 2014年出版
 


今年の初め、この『かえるの竹取ものがたり』の制作秘話を聞ける
俵万智さん、斎藤隆夫さん、編集者の唐亜明さんのトークライブに行ってきました。

まさかその時は、
自分がこんな絵本ブログを始めることになるなんて思ってもいなかったのですが・・・

今思えばあの時既に、
私の絵本生活は始まっていたのだなと振り返ることができます(^^)


この絵本は、斎藤さんが資料集めに10年かけ、
ラフ画に3、4年かけて制作されたという大作です。

竹取物語に登場する貴公子たちのあさはかさというか・・・
滑稽さや姫への執着には、気味が悪い!くらいに感じていたと言う斎藤さん。

そのまま人の姿で描いてしまうと
何だかいやらしくなりすぎると思い
あの世かこの世の間にいそうなカエルの姿でお話を再現したんだそうですよ。


印刷もこの絵本のキーカラーとなるをよりきれいに出すために、
高度な刷りになっているとのことでした。

斎藤さんは、太陽の光の強さによって色にムラが出ないよう
いつもカーテンを閉めたお部屋で絵を描かれているそうです。

着物の柄、家屋の格子は見ていると気が遠くなってくるほど緻密なのですが、
そこはルーペを使って描いているんだとか!

原画も見てきましたが、それはそれは細かい繊細な世界でした。

じっくり眺めて見てくださいね☆


 かえるの竹取ものがたり
  (俵万智さんと斎藤隆夫さんのサインです。)


そして、俵万智さんの文章もとにかく素敵な絵本です!

古典の難しい単語がそのまま使われている箇所もあるのですが、

それは、絵を見ている子どものを信じ、
音の記憶も大切にされている俵万智さんだからこそできる業だと思いました。

流れるように読めて心に入ってくる日本語の響きには、
本当にホレボレ。感動しました(^^)


あとこの絵本・・・
二人は一度も会うことなく完成となったそうです。

俵万智さんは編集者さんから送られてくる絵を見て、
限られたスペースに限られた文字数で竹取物語を表現していくことに。

その作業はさぞ大変だっただろうなと想像していたら・・・意外や意外。

さすが歌人な言葉が飛び出しました。

「私、制約に燃えるんで。」俵万智さんかっこいいです!

ぜひこの見応えたっぷりな古典絵本、
いろんな角度から眺めてみてください☆

それでは今日はこの辺で。残りあと二日に燃えよsono。窓ふきおせち年賀状!よい一日を。


春からスタートしたブログですが、ここまで続けてこれたのは
いつも訪問してくださるみなさまのおかげです。

2015年、本当にありがとうございました!!

よいお年をお迎えください。sono

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