ぴーぴーどんどん。ぴーどんどん。『こえどまつり』


  

*こえどまつり*
 大道あや・作
 福音館書店 1976年出版
 


私がいいな、好きだなと思う絵本は
ほぼ開いた瞬間に決まっています(^^)

この絵本の中表紙にはやられました☆

猫のごんごん、
犬のちのび、
カラスのあーよが
おばあさんに手を振っていますよ。

額に入れて飾りたい楽しさです。

おばあさんは三匹に向かって
「へんなものをたべるんじゃないよ。」と言っています(笑)


大道あやさん(1909~2010)をみなさんはご存知ですか?

広島県生まれ。
結婚し髪結いをしていましたが36歳の時に被爆。
戦後、家業の花火工場の仕事に転ずるも
長男は工場の事故で大けがを負い、翌年には夫を工場爆発で亡くされています。
絵を描き始めたのはなんと60歳を過ぎてから。独学なんですよ。


大道さんの半生を少し知った上で絵本を眺めると
一枚一枚の見方や価値はぐっと変わってきます。

どの絵を眺めていても感じるのは、

大道さんだからこそ描ける
なんとも言えぬ大らかで自然な母性
平和を願う気持ちです。

猫や犬、身近な動物たちが登場し
たくさんのが所狭しと咲き誇っています。


『こえどまつり』の最後は、夜空を埋め尽くす花火

ここには最愛の人へ贈るメッセージも込められていると感じてなりませんでした。


どこまでも素朴やさしい大道あやさんの絵。

他の絵本もまた改めてご紹介したいと思います。

それでは今日はこの辺で。太鼓の音、笛の音が聞こえてきます。よい一日を。sono


表紙にも三匹がちゃんといますね。

「私は猫や犬やカラスや鶏が、だいすきなのです。

もしこれらが子どもだったら、

つれていってみせてやるのにと思い、

これらの動物たちを絵に登場させてみました。」

(「こどものとも」247号 1976年10月刊行)

テーマ: 絵本 | ジャンル: 本・雑誌
Tag: 祭り

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